「おいで」で来ない日がある|外では必ず、室内ではときどき

我が家のコーギーは1歳までに「待て」「おいで」を覚えた|室内では来ない日もあり、理由は言い切れません しつけ

「おいで」と呼んでも来ない日があると、まだ覚えていないのではないかと不安になります。うちのサラは、外で呼べば必ず来ました。それでも、室内でまったりしているときは、来ないことがときどきありました。

呼んでも来ない日が続いている方は、ここから読んでください。犬が呼んでも来なくなる理由と、「おいで」をどの順番で練習するかについては、自治体の動物愛護センターが手順を公開しています。うちのサラが「待て」と「おいで」を覚えたのは1歳になるまでのあいだで、サラとの11年は2009年11月に始まり、2020年12月に終わりました。この記事にまとめたのは、その公開されている手順と、我が家で通った場面・通らなかった場面の内訳の2つです。

本記事は2026年9月時点の記録です。引用した2つの案内は、2026年9月21日に確認したものです。覚える時期も、呼んだときの反応も、その子ごとに開きがあります。

✅ この記事でわかること

  • 呼んでも来なくなる理由(行った先で怒られた・嫌なことがあった経験/広島県動物愛護センター)
  • 「おいで」の練習の順番(ごほうび → 両足の間へ誘導 → 首輪にさわる/栃木県動物愛護指導センター)
  • ごほうびを渡すまでの時間の目安(2秒以内)
  • 室内で来なかったときに私がしていた2通りのことと、外で必ず来ても、それだけでリードを外す判断にはならないこと

呼んでも来なくなる理由の一つは、行った先で嫌なことがあった経験です

広島県動物愛護センターは、飼い主さんのもとへ行くと怒られたり、嫌なことがあったりすると、おいでと言われても飼い主さんのもとへ行かなくなってしまう、としています。呼んだ言葉そのものではなく、呼ばれて行った先で何が起きたか、という順番の話です。

栃木県動物愛護指導センターのページには、やってはいけないこととして「名前を呼んで、愛犬を叱る、あるいは、犬が嫌がることをする」という一行があります。爪切り、投薬、散歩の切り上げ。犬が嫌がりやすい用事の直前に名前を呼んでいないか、この機会に一度たどってみてください。呼ぶ言葉と、そのあとにくる用事は、切り離しておけます。

もっとも、これは来なくなる理由の一つです。思い当たることが何もなくても、来ない日はあります。

呼んでも反応しない場面が急に増えたときは、耳や体調のほうを先に見ます

これまで来ていたのに急に来なくなった、名前を呼んでも顔を上げなくなった。こうした変わり方は、覚えているかどうかの話とは限りません。耳の聞こえ方や体の具合が関わっている場合もあります。どちらが理由なのかを家庭で見分けるのは難しいので、いつから、どの場面で変わったのかを書き出して、かかりつけの獣医師へ伝えてください。ここに書けるのは一般的な注意までです。

⚠️ 注意

呼びかけへの反応が急に減ったとき、聞こえていない様子があるときは、練習の回数を増やす場面ではありません。反応の減り方が、体の不調のあらわれであることもあります。

順番としては、耳と体調のほうが先です。

呼んで終わりにせず、首輪にさわるところまで練習します

栃木県動物愛護指導センターが出している「おいで」の手順は、ごほうびを渡すところから始まり、首輪にさわるところで終わります。広島県動物愛護センターのページでも、飼い主さんのもとに来るだけではなく、近くに来て首輪をつかむまでを一連の動作としてトレーニングするとスムーズにリードを付ける事ができる、と結んでいます。

順番 やること 出典
1 「おいで」と言って、必ずすぐにごほうびを与える 栃木県動物愛護指導センター
2 「おいで」で寄ってくるようになったら、ごほうびをもった握りこぶしで両足の間に誘導する 栃木県動物愛護指導センター
3 できたら褒めてごほうびを与える。その際に首輪にさわる 栃木県動物愛護指導センター
4 近くに来て首輪をつかむまでを、一連の動作として練習する 広島県動物愛護センター

1〜3は、栃木県動物愛護指導センターの案内を順番ごとに分けたものです。4はどこで終わりにするかという話で、呼んだあとに首輪へ手が届かないままだと、リードを付ける場面でもう一度追いかけることになります。

渡す速さについては、良いことをした時のご褒美は2秒以内でないと意味づけができない、と栃木県動物愛護指導センターが念を押しています。来てからポケットを探る時間も、この2秒に含まれます。渡すものを手の届くところに置いてから呼ぶ、という順番にしておくと、2秒は守りやすくなります。

ただし、ここまでは公開されている手順で、我が家がこのとおりにやっていたという話ではありません。

おやつはあまり使わず、「お利口さん!!」と声で返していました

指示を出して、できたら「サラちゃん、お利口さん!!」と声をかけて、思いきり褒めていました。おやつで覚えさせることは、あまりしていません。

これは、おやつを使わないほうがよいという話ではありません。おやつを使う方法と比べたわけではなく、我が家はおやつをあまり使わなかった、というだけです。声で返していたことと覚えたことのあいだに線を引くには、条件をそろえて比べる必要があります。そこから先は、家庭犬しつけインストラクターが専門にしています。

おやつのほうは、拾い食いを止める場面で使っていました。覚えてもらうために渡すのではなく、その場で気持ちを別のほうへ向けるために渡す。同じおやつでも役目が違います。その場面のことは犬の拾い食い、サラは2歳で消えた|道具は足さず声かけで過ごしたに書き分けました。

1日に渡している量を先に数えておくと、おやつを使うかどうかは後からでも決められます。食事とおやつの配分は体重や体調に関わります。増やしてよい範囲は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

外では必ず来たのに、室内ではときどき来ませんでした

草地で顔を上げて、こちらを見ているコーギーのサラ

室内でサラがまったりしているときの「おいで」には、来てくれないことがときどきありました。

来なかったとき、私がしていたことは2通りです。本当に必要なときは、もう一度呼びました。単に声をかけただけのときは、そこで諦めていました。

呼んでも来ないことは、珍しくありません。来るか来ないかが飼い主の努力の量で決まるわけでもなく、その日の状態や場所でも変わります。

外で呼んだときは、必ず来ていました

室内では来ないのに、外では来る。この聞き分けは本当に良かったと感じています。なぜ場面によって分かれていたのかは分かりません。

まず、どの場面で通っていないのかを切り分けます。同じ指示が場面によって通ったり通らなかったりすることは、覚えていないことと同じには扱わなくて構いません。

ただ、犬を放してよい場所は限られますし、外すかどうかの判断には呼び戻し以外の条件もあります。外で呼べば来るかどうかは、リードを外してよいかを決める材料の一つでしかありません。我が家がリードを外していたのは、ドッグランの中です。我が家が見ていた2つの条件は、ドッグランデビュー|社会化が完了してから連れて行った我が家の判断のなかで一つずつ挙げました。

広島県動物愛護センターが呼び戻しを取り上げている理由も、そこにあります。万が一犬が離れてしまった時などにおいでと言って戻ってこないと事故や迷子の原因になる、としています。外で呼んでも来ない日があったら、その日は外さないと決めます。

信号待ちで「お座り」と「よし」がすぐできたとき、覚えたと思いました

覚えたと感じた場面なら、1つ思い出せます。散歩中の信号待ちです。赤信号のあいだは「お座り」で待たせ、青に変わったら「よし」と言って渡る。ここで使っていた言葉は「お座り」と「よし」で、この動作がひとまとまりでできるようになったとき、覚えたなと思いました。毎日通る道に、同じ動作を繰り返す場所があるなら、そこが確かめる場になります。

1歳までというのはサラ1頭の話で、覚える時期は子によって大きく違います。覚えるのが早いか遅いかが、飼い主の関わり方の量を表しているわけでもありません。月齢を目安に置く前に、いまその子が何に反応しているかを確かめておきます。

室内でまったりしていた時間そのものについては、サラの1日のスケジュール|朝5時の散歩催促から始まる11年の生活リズムが別にあります。

📋 呼び戻しで手をつけられること

上の3つは公的機関の案内から、残りは本文からの逆算です。

  • ☐ 爪切りや投薬など、犬が嫌がりやすい用事の直前に名前を呼ばない
  • ☐ 来たら2秒以内に渡せるよう、ごほうびを手の届くところへ置いてから呼ぶ
  • ☐ 呼んで来たあと、首輪にさわるところまでを1回分として練習する
  • ☐ 指示ができたときに返す言葉を、家の中で先に決めておく
  • ☐ 家の中で来ないときと、外で来ないときを同じ問題として扱わない
  • ☐ 覚えた月齢を他の子と比べる前に、いま何に反応しているかを見る
  • ☐ おやつを使うかどうかを決める前に、1日に渡している量を確かめる
  • ☐ 外で呼んでも来ない日は、リードを外す判断を見送る
  • ☐ 反応しない場面が急に増えたときは、しつけの前に獣医師に相談する

✅ まとめポイント

  • 来なくなる理由には、行った先で怒られた・嫌なことがあった経験が入っている(広島県動物愛護センター)
  • 名前を呼んで叱ること、犬が嫌がることをすることは、やってはいけないことに数えられている(栃木県動物愛護指導センター)
  • 練習の順番は「おいで」→すぐにごほうび→握りこぶしで両足の間へ誘導→褒めてごほうび→首輪にさわる
  • ごほうびは2秒以内でないと意味づけができない、とされている
  • 首輪をつかむまでを一連の動作にしておくと、リードを付けるときに続けやすい
  • 室内でまったりしているときは、呼んでも来ないことがときどきあった
  • 来なかったときは、本当に必要なときだけもう一度呼び、声をかけただけのときは諦めていた
  • 外で呼べば来るかどうかは、リードを外してよいかを決める材料の一つでしかない
  • 我が家のサラは、1歳になるまでに「待て」と「おいで」を覚えた
  • できたら「サラちゃん、お利口さん!!」と声をかけ、おやつはあまり使わなかった

呼び方を変えるより先に動かせるのは、ごほうびの置き場所です。呼んでから探さずに済むところへ移しておけば、渡すまでが短くなります。

2009年11月から2020年12月までの、家庭の中の記録として書いています。しつけの指導でも、獣医師や専門のトレーナーによる助言でもありません。覚える時期や呼びかけへの反応には個体差があり、呼び戻しがうまくいかないとき、反応の変化が続くときの判断は、かかりつけの獣医師や専門のトレーナーにご相談ください。動物病院を探すときは公益社団法人日本獣医師会のサイトが参考になります。本文で引いた手順と注意点の出どころは、栃木県動物愛護指導センターと広島県動物愛護センターの2つのページです。確認したのは2026年9月21日です。犬を放してよい場所や飼い主の遵守事項は自治体の条例で定められており、環境省 動物の愛護と適切な管理にも案内があります。記録は2026年9月時点のものです。

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