我が家のコーギー、サラが子犬のころに噛んだのは、人の手よりも家の中の物のほうでした。よく噛んでいたのはジャージのチャックの部分で、1歳をすぎるまで続きました。
チャックが壊れたジャージも、かじられた主人のスリッパも、我が家の中で実際に起きたことです。噛む理由の見立てや、やめさせ方の組み立ては、家庭犬しつけインストラクターの仕事です。この記事は、家具や服を噛まれて困っている方に向けて書いています。サラが我が家へ来たのは2009年11月、生後2か月のとき。2020年12月までの11年のうち、扱うのはその最初の1年ちょっとの家庭内の記録です。
本記事は2026年9月時点の記録です。噛む対象も、収まる時期も犬ごとに違います。同じやり方が合うかどうかは、家庭ごとの判断になります。
✅ この記事でわかること
- サラがかじった3つ(ジャージのチャック・主人のスリッパ・木の机の脚)と、壊れて処分した1つ
- 先に片づけていた危ないもの(電気のコードなど)
- 噛み始めたときにしていた2つのことと、飲み込んだかもしれないときの確認
甘噛みなのか歯がかゆいのかは分からないまま、我が家では1歳すぎまで続く
甘噛みがあったのは1歳をすぎるころまで。噛んでいたのは、ジャージなどのチャックの部分です。甘噛みだったのか歯がかゆかったのか、当時の私には判断がつかず、今も分かっていません。
1歳すぎまで、というのはサラ1頭の話です。もっと早く収まる子もいれば、長く続く子もいます。同じ月齢を目安に置かないでください。
噛む理由を先に突き止めようとするより、噛まれて困るものを床とソファの上から片づけます。理由が分からないままでも、置き場所は今日のうちに変えられます。
噛むこと以外のやんちゃさは、「可愛いだけ」ではなかった子犬期|想像と違った、やんちゃで元気すぎるサラに残してあります。
人に噛んでくることは、ほとんどなかった
サラが人間に噛みついてくることは、ほとんどありませんでした。
ただ、人の手や足に向かってくる子もいます。その場合は、物を片づけるだけでは足りません。噛む力が強いときや、向かう相手が子どもや高齢の家族のときは、早い段階でかかりつけの獣医師や専門のトレーナーに相談してください。
まず見るのは、噛む対象が人なのか物なのかです。物であれば、その物を子犬が入る部屋の外へ移します。
かじられたものとして、ジャージのチャックと主人のスリッパと木の机の脚を覚えている
かじられたものとして覚えているのは、見出しの3つです。この3つ以外になかったという意味ではなく、私がはっきり覚えているのがここまで、ということです。
| 対象 | 我が家の記録(サラ1頭) |
|---|---|
| ジャージのチャック部分 | よく噛んでいた。チャックが壊れて使えなくなり、すぐに処分した |
| 主人のスリッパ | かじられた(他の記録なし) |
| 木の机の脚 | かじられた(他の記録なし) |
| 電気のコード類 | 気をつけて片づけていた。危ないことはなかった |
ここに並べたのはサラ1頭の記録で、同じ3つが噛まれるとは限りません。家に何が置いてあるか、どの部屋を歩けるかで対象は変わります。
ジャージは、よく噛んでいたチャックが壊れて処分した
壊れて処分したのは、ジャージです。よく噛んでいたチャックの部分が壊れて使えなくなり、すぐに処分しました。
壊れてから片づけるのでは順番が逆です。着る予定のある服は、噛み癖の時期のあいだだけでも子犬が入る部屋から片づけます。子犬のいる部屋に置くのは、かじられても惜しくないものだけにします。噛まれたら困るものを先に選び出しておくと、壊れたときに直すか捨てるかで迷う時間が減ります。
金具のついた服は、噛んでいるうちに部品が外れることがあります。外れた部品が見当たらないときは、飲み込んだ可能性を先に考えてください。
コードなど危ないものは、気をつけて片づけていた
電気のコードなど危ないものは、気をつけて片づけていました。我が家では、サラが危ない目にあったことはありませんでした。
電気のコードは、噛んだその場で感電やけがにつながることもあります。危ないものについては、噛み癖が出てから対処するのでは間に合いません。
コードと電源タップは、子犬の口が届く高さから片づけます。あわせて、床とソファの上に置いたままの服を、子犬が入らない部屋へ移します。
迎える前の室内の安全対策は、子犬を迎える前にやった3つの準備|ブリーダー・室内対策・動物病院という記事にしてあります。
🔎 かじった跡を見つけたときに、先に確かめること
- 噛まれた物に、欠けている部分がないか
- 床やソファの上に、破片が落ちていないか
- 口の中に何か残っていないか(無理に開けようとしない)
欠けた部分が見つからないときは、飲み込んだ可能性が残ります。自己判断せず、かかりつけの動物病院に連絡してください。
軽く注意したあと、そのまま一緒に遊ぶ
噛み始めたときに我が家がやっていたのは2つです。軽く注意すること。その場で一緒に遊ぶこと。一緒に遊んだのは、気を紛らわせたほうがいいと考えたからです。強く叱ることはしていませんでした。
それで噛むこと自体がなくなったわけではなく、1歳をすぎるまで続きました。
叱るかどうかは考え方が分かれます。声をかけずに気をそらす方法をとる家庭もありますし、注意されること自体が不安につながる子もいます。注意するかどうか、どう声をかけるかについて、我が家のやり方を勧める意図はありません。
噛み始めたら、その場で遊びに切り替えられるようにしておきます。手が離せない時間は、その時間だけでも噛まれて困るものを別の部屋へ寄せておきます。見ていられない時間の対策は、別に考える必要があります。留守番中に一頭で過ごしていた時間のことは、共働きで10時間の留守番|サークル→リビング→完全フリーに変えた11年が扱っています。
📋 噛み癖の時期に、家の中でやっておくこと
1と5は、我が家でもしていたことです(1は、コードなど危ないものを片づけていたこと)。2〜4と6は、かじられた3つと処分したジャージから考えた項目、7は飲み込んだときに備える項目です。
- ☐ コードと電源タップを、子犬の口が届かない場所へ移す
- ☐ チャックやボタンの付いた服を、床とソファの上に置かない
- ☐ 玄関のスリッパを、子犬が入る部屋に持ち込まない
- ☐ 木の家具の脚に、噛んだ跡がついていないか見ておく
- ☐ 噛み始めたとき、その場で遊びに切り替えられるようにしておく
- ☐ 壊れたものを直すか処分するか、先に決めておく
- ☐ 飲み込んだ可能性があるときの連絡先を控えておく
⚠️ 注意
チャックの金具、布の切れ端、木のかけらは、口の中を傷つけたり消化管に残ったりすることがあります。
飲み込んだ可能性があるときは、翌日まで様子を見ずに、その時点でかかりつけの動物病院へ電話してください。何をいつかじったかを伝えられると、そのあとの判断が早くなります。
✅ まとめポイント
- サラの噛み癖は1歳をすぎるころまで続いた(収まる時期は犬ごとに違う)
- 迷ったら、噛む対象が人か物かを先に見る。物なら置き場所のほうを先に動かす
- コードと電源タップは、噛み癖が出る前に子犬の口が届かない場所へ
- 噛み始めたら軽く注意して、その場で遊びに切り替えていた
- 飲み込んだ可能性があるときは、様子を見ずにかかりつけの動物病院へ
今日からできるのは、コードと電源タップを子犬の口が届かない場所へ移すことと、噛まれて困る服を床とソファの上から片づけることの2つです。
かじった物を飲み込んだ可能性があるときは、この記事の範囲を出ます。ここに書いたのは、噛む理由を判断できないまま家の中で物を動かしていた一飼い主の記録で、しつけの指導でも獣医師の助言でもありません。噛む力が強いとき、人に向かうとき、長く続くときは、かかりつけの獣医師や専門のトレーナーにご相談ください。動物病院は公益社団法人日本獣医師会のサイトで探せます。2026年9月時点の記録です。


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