「可愛いだけ」ではなかった子犬期|想像と違った、やんちゃで元気すぎるサラ

「可愛いだけ」ではなかった子犬期|想像と違った、やんちゃで元気すぎるサラ 最初の1か月

迎える前に思い描いていたのは、抱っこすれば膝の上でおとなしく収まってくれる子犬でした。実際に始まったのは、部屋中を走り回るサラを一日中目で追いかける日々です。可愛さは想像を超えていましたが、楽なことは一つもありませんでした。

✅ この記事でわかること

  • 想像していた子犬像と、実際に始まった子犬期の落差
  • 意思疎通ができない時期に、私がやめたこと
  • あの落ち着きのなさが和らいだ時期
  • 1歳前後にやっていたこと(散歩は1回1〜2時間、パペット人形のプロレス、タオルの引っ張りっこ)
  • 落ち着いてきたと最初に感じた場面(帰宅したら寝ていた)

芝生でボールのそばに伏せるコーギーのサラ

ブリーダーさんに見せてもらった写真から、抱っこで収まる子犬を思い描いていた

迎える1年以上前から住まいの準備やブリーダー選びを進めていたので、日が近づくにつれて「これから来る子犬」の姿はどんどん具体的になっていきました。ふわふわの毛並み、丸い目、短い足。声をかければ嬉しそうに近寄ってきて、抱っこすればそのまま大人しく収まる。そんな穏やかな時間を思い描いて、毎晩そわそわしていたのです。

ブリーダーさんから見せてもらった写真も、そのイメージを強くしました。実際に自分の目で見る前から、私の中では「きっとこんな子犬だろう」という像がほぼ固まっていたわけです。

今思えば、それは私が見たいと思っていた「可愛さ」の一部分だけを切り取ったイメージでした。写真で固まった像は、そのまま当たるとは限りません。そう考えて迎える日の予定を組んでおくほうが安心です。

走り回っては眠り、起きればまた走り出していた

家に来てから見えてきたのは、まったく違う姿です。じっとしていることはほとんどなく、部屋の中を走り回り、目についたものには何にでも興味を示して近づいていく。目を離すとすぐ何かへ向かって突進し、走り回っては疲れて眠り、起きればまた走り回る。

その様子に主人も苦笑いしながら、「こんな小さな子犬なのに、体力お化けだね」「この小さな身体のどこに、こんな体力があるの?」と、何度も同じような言葉を口にしていました。

体の小ささから運動量を見積もらないほうがよさそうです。もっとも、これはサラ1頭の話で、子犬の活発さには個体差があります。

項目 想像していた子犬像 実際のサラ
性格 穏やかで大人しい 常に動き回るやんちゃぶり
過ごし方 抱っこして触れ合う時間が中心 走り回る様子から目が離せない時間が中心
コミュニケーション 自然に気持ちが伝わる 言葉が通じず、手探りで向き合う

じっとしていられないサラを見ながら、正直、少し戸惑っていました。想像していたお世話の仕方と、目の前で起きている現実との差に、どう対応すればいいのか分からなかったのです。

夜中に鳴く理由が分からず、正解を出そうとするのをやめた

夜中に急に鳴き出したとき、お腹が空いているのか、トイレに行きたいのか、それとも単に不安なのか。何度も顔をのぞき込みながら考えても、言葉で聞けない以上、答え合わせのしようがないのです。「なぜ泣いているのか」「何が嫌なのか」が分からないまま、手探りで向き合う日々が続きました。

途中でやめたことがあります。正解を出そうとするのを、やめました。分からないままでもそばにいることを優先して、様子を見ながら手探りで向き合ううちに、少しずつ伝わり合える部分が増えていったように感じます。焦って完璧に理解しようとしないほうが、結果として気持ちは楽でした。ただし、鳴き方がいつもと違うときや、食欲・便の様子に変化があるときは、手探りを続けずに動物病院で診てもらってください。

落ち着きのなさが和らいだのは、1〜2歳を過ぎた頃だった

あの落ち着きのなさが和らいだのは、1〜2歳を過ぎた頃でした。落ち着く時期には個体差があります。

きっかけは2つあったと思っています。ひとつは年齢的な成熟で、もうひとつが走れる場所です。部屋の中だけでは持て余していたエネルギーに、行き先ができたのだと思います。河川敷で、近所のイタリアングレーハウンドの友達と思う存分走り回れるようになったからです。そこからは、あの落ち着きのなさも「サラらしい元気さ」として受け入れられるようになっています。

どちらがどれだけ効いたのかまでは分かりません。両方が重なった時期だった、というのが我が家の実感です。

無理に落ち着かせようとするより、体力を使い切れる時間を確保する。それが我が家の答えでした。

1歳前後にやっていたのは、散歩1〜2時間と、パペット人形のプロレスとタオルの引っ張りっこだった

外では散歩でした。1歳前後のころ、1回の散歩は、短い日で1時間、長い日で2時間でした。この長さはサラの場合で、犬の年齢や体格、季節によって合う長さは変わります。迷うときは、かかりつけの獣医師に長さの目安を尋ねてください。

家の中では、パペット人形に手を入れて、プロレスのようにじゃれ合わせて発散させていました。タオルを使った引っ張りっこもしていました。廊下とリビングを走り回るのも、発散になっていました。急な切り返しをさせる遊びは、していませんでした。腰への負担をブリーダーさんに言われていたためで、獣医師に確かめた話ではありません。

おもちゃそのものについては、おもちゃは音が鳴るかで分かれた|覚えている3つと1回5〜8分を読んでください。

落ち着いてきたと最初に感じたのは、帰宅したらサラが寝ていた日でした

子犬のころは、帰宅すると走り回って迎えていました。落ち着いてからは、帰ってきたら寝ていることもありました。

帰宅したときの様子は、日によって違います。落ち着いてきたかどうかは、寝ていた日が続くかどうかで見ます。ただし、眠っている時間が増えたときに食欲や便の様子もいつもと違うなら、落ち着きとは別の話です。かかりつけの獣医師にご相談ください。

いま子犬期の真ん中にいるなら、動かせるのは散歩の長さと遊びの中身です。散歩は、その子の年齢と体格に合う範囲でいつもより長くしてみて、散歩から戻ったあとの様子を見ます。引っ張りっこの相手は、タオルにします。落ち着く時期は決められませんが、それまでの毎日の中身は変えられます。

📋 想像とのギャップに戸惑ったときに

どれも我が家でやっていたことで、時間の数字はサラの場合の目安です。

  • ☐ 想像通りに進まない前提で、1日15分は予定を入れない時間を確保する
  • ☐ 走り回れる時間を、毎日のスケジュールに先に組み込んでおく
  • ☐ 意思疎通ができない時期は、様子を記録してパターンを探す
  • ☐ 1日1回は、手を止めて子犬だけを見る時間を作る
  • ☐ 完璧に対応しようとするのをやめて、手探りで向き合うことを自分に許す

当時の自分に、一つだけ伝えるとしたら

サラが虹を渡ってから、約5年が経ちます。今、当時の自分に何か伝えられるとしたら、「もっと一緒にいる時間を、大切に実感してほしい」だと思います。当時の私は子犬期のやんちゃさに戸惑いながら日々をこなすのに精一杯で、その時間の意味を、今ほど深く実感できていなかったのです。

もし戻れるなら、スマホや家事の手を止めて、ただサラの隣に座るだけの時間を、もっと意識して作ります。

ズレていたのは子犬ではなく、こちらが先に作っていた像のほうです。想像に子犬を合わせにいくより、こちらの予定表を書き換えていくほうが早い、というのが我が家の結論でした。

この子犬期を越えたサラが、どんな1日のリズムに落ち着いたか。→ サラの1日のスケジュール|朝5時の散歩催促から始まる11年の生活リズム

なお、子犬の活発さや落ち着く時期には個体差があり、本記事は我が家のサラ1頭についての記録です。長引く場合や気になる様子が見られる場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。2026年9月時点の記録です。

コメント