当サイトは、筆者夫婦がコーギー「サラ」と11年間(2009年11月〜2020年12月)共に暮らした実体験をもとに、散歩コースの階段は必ず抱っこするという主人が決めたルールを11年間守り続けてきた経験から、コーギーの腰への負担や抱っこの加減に悩む読者の方向けに、我が家の判断基準と変化を整理しています。獣医師やブリーダー、ペットショップ事業者ではなく、あくまで一般飼い主の体験と記録をもとに発信しています。
本記事は2026年7月時点の情報です。
散歩コースの階段にさしかかると、主人は足を止めるが早いか屈み込み、サラの脇にそっと両手を差し入れて抱き上げていました。ためらう様子は一度もなく、サラもされるがままに体をあずけていたのを覚えています。理由を尋ねると返ってくるのは、いつも「コーギーの腰は大事にしないと」という一言でした。
この徹底ぶりは階段だけにとどまらず、外で落としたおやつを食べさせない判断や、疲れたサインを見逃さない声かけにも表れていました。私から見れば「そこまでしなくても」と思う場面も正直ありましたが、今振り返ると、その過保護さが11年間サラの体を守っていたのだと感じています。
この記事では、主人が決めた「階段は絶対抱っこ」というルールから広がっていった過保護なエピソードと、サラの抱っこへの反応が11年でどう変わっていったのかを、当時の様子のままお伝えします。
✅ この記事でわかること
- 散歩コースの土手にあった階段を、必ず抱っこで渡っていた我が家のルール
- 外で落としたおやつは食べさせない、主人の徹底したこだわり
- 「疲れたの?抱っこしようか?」というサラへの声かけと、その日ごとの使い分け
- 子犬期は「すぐ降りる!」だったサラが、シニア期に見せた抱っこへの反応の変化
- 過保護と心配のバランスについて、私が考えていたこと
階段は絶対抱っこ|胴長短足の腰を守るルール
散歩コースのマンションの裏には土手があり、毎日そこを歩くのが私の日課でした。土手にはところどころに階段状の区間があり、上り下りができる作りでしたが、ここだけは主人が決めたルールで、サラを必ず抱きかかえて渡っていました。そのルールは11年間、一度も崩れませんでした。
散歩コースの土手にあった階段は、必ず抱っこで
マンションの裏にあった土手は、コーギーを迎えてからずっと通い続けた散歩コースでした。その土手には階段状になっている場所がいくつかあり、犬でも自力で上り下りできる段差でしたが、この区間にさしかかると、主人は必ずサラを抱き上げて運んでいました。主人と一緒でない散歩のときは、私自身も同じように必ずサラを抱きかかえて渡るようにしていました。
このルールを最初に決めたのは主人でしたが、以来、私も含めて家族全員がこの習慣を徹底するようになっていました。雨の日も、忙しい朝も、この階段だけは例外なく抱っこするというのが、私自身にとっても当たり前の行動になっていたのです。最初は「そこまで気をつけなくても」と思うこともありましたが、11年間続けてみて、主人が決めたこの徹底ぶりに助けられていたのだと今は感じています。
胴長短足の腰への負担については、雪の日の記事で詳しく
この判断の土台にあったのは、コーギーが胴長短足の体型で腰への負担がかかりやすいと言われている側面でした。雪の日の階段で実際にサラの震えに気づいた出来事や、当時の判断の詳しい経緯は、別の記事でお伝えしています。
▶ 関連記事:雪の日の散歩|サラが風邪を引かないようにユニクロのダウンジャケットを作り変えた
この記事では、階段のルールそのものよりも、その背景にあった主人の過保護ぶりと、抱っこへのサラの反応の変化を中心にお伝えしていきます。その過保護さが、いったいどこまで広がっていたのか、次のセクションから見ていきます。
⚠️ 注意
階段の上り下りや抱っこの適切な範囲には、年齢・体格・持病の有無によって個体差があります。抱きかかえる際に体をひねる、足を痛がる、体重が重くて支えにくいといった様子が見られる場合は、自己判断で続けず、かかりつけの獣医師にご相談ください。
外で落としたおやつは食べさせない|主人の過保護エピソード
階段のルール以上に、主人の過保護ぶりがよく表れていたのが、おやつの扱いでした。同じ「落ちたおやつ」でも、室内か外かで対応がまったく違ったのです。
室内なら拾って食べても気にしない
我が家では、サラがおやつを室内で落として、そのまま拾って食べてしまっても、特に気にすることはありませんでした。床はこまめに掃除していましたし、室内という管理された環境の中でのことだったので、多少目をつぶっても大丈夫だろうと、私自身も考えていたからです。
この基準がひっくり返るのが、外でのおやつでした。同じ「拾って食べる」という行動でも、場所が変わるだけで主人の対応はまったく別物になっていたのです。
外で落としたら必ず新しいおやつに交換
散歩中、サラが外でおやつを落としてしまうと、主人は迷わず拾い上げて、新しいおやつに交換していました。土や砂利の上に落ちたおやつをサラがそのまま口にしようとする瞬間、主人の手はいつも一足先に伸びていたのです。
「サラが気にしなくても、俺が気になる」
ある日、私が「そんなに神経質にならなくてもいいんじゃない?」と声をかけると、主人は「サラが気にしなくても、俺が気になる」とだけ答えました。その一言で、主人にとっての過保護は、サラを甘やかす行為ではなく、自分が納得できるかどうかの問題なのだと気づかされました。もし似たような場面に出会ったら、まずは自分がどこまで気になるかを基準に考えてみるのも、一つのやり方かもしれません。
それ以来、私も外でおやつを落としたときは、深く考えずに新しいものに交換するようになりました。主人の基準に、いつの間にか私も合わせるようになっていたのです。
今振り返ると、当時の私も、心のどこかで「これは甘やかしすぎなのでは」という迷いを抱えながら過ごしていました。「うちも同じように、必要以上に神経質になっているのかもしれない」と感じる方は、決して少なくないのではないでしょうか。
「疲れたの?抱っこしようか?」|サラの疲労サインを見逃さない優しさ
散歩の時間が長くなる日ほど、主人はサラの様子をよく見ていました。過保護というより、疲れのサインを見逃さない優しさが表れる場面でした。
1時間を超える散歩で、座り込むこともあった
休日など、1時間以上の散歩に出ることもある我が家でしたが、そんな日はサラが途中で座り込んでしまうことがありました。少し休むとまた歩き出す日もあれば、そのまま動こうとしない日もあり、サラなりに体力の限界を伝えているように見えました。
この座り込みに気づくたびに、主人は必ず立ち止まって、サラの様子を確かめていました。無理に立たせようとする素振りは一度も見たことがありません。
「疲れたの?抱っこしようか?」の声かけと、サラの使い分け
散歩の途中でサラが座り込むと、主人はいつも「サラ、疲れたの?抱っこしようか?」と声をかけていました。元気が残っている日のサラは、その声を聞いてもすっと立ち上がり、我関せずという顔で再び歩き出しました。けれど本当に疲れている日だけは、抱っこをねだるように大人しく待っていたのです。同じ問いかけへの反応の違いから、その日の体調を推し量れるようになっていきました。
元気なときのサラは抱っこをまるで必要としていないかのように振る舞う一方で、疲れている日にはあっさりと甘えてくる、そのギャップに主人はいつも救われていたようでした。
抱っこへの反応の変化|「すぐ降りる!」からシニア期の「抱っこは?」まで
抱っこそのものを嫌がるそぶりは、サラには一度もありませんでした。ただ、抱っこへの向き合い方は、11年の間に少しずつ変わっていきました。
子犬期は「すぐ降りる!」と自分から飛び降りようとした
子犬の頃のサラは、階段を上り切ったり下り切ったりした瞬間、まるで「もう用は済んだ」と言わんばかりに、主人の腕から飛び降りようとしていました。抱っこされている時間そのものより、地面に足をつけて自由に歩き回りたい気持ちのほうが強かったのだと思います。
主人が下ろす前にサラが自分で体をひねって飛び降りようとすることもあり、落とさないように気を張っていた記憶があります。
数年で、主人が下ろすまで大人しくなった
それから数年が経つ頃には、サラの様子は少しずつ変わっていきました。階段を渡り終えても、すぐに飛び降りようとする素振りは減り、主人が地面に下ろすまで大人しく抱かれているようになっていたのです。
成長とともに落ち着きが出てきたのか、抱っこという時間そのものを受け入れるようになったのか、はっきりとした理由は分かりません。ただ、抱っこのたびに気を張っていた頃と比べると、私も自然と安心して抱きかかえられるようになっていきました。
シニア期は「抱っこは?」と自分から見上げるように
シニア期に入ってからのサラは、階段の前に来ると、自分から主人の顔をじっと見上げるようになっていました。かつては抱っこをどこか窮屈そうにしていた子が、いつの間にか「抱っこは?」と言わんばかりの表情で待つようになっていたのです。子犬の頃の「すぐ降りる!」という勢いを知っているだけに、この変化に11年という時間の重みを感じずにはいられませんでした。
同じ階段の前に立つという動作でも、そこに込められた意味合いがこれほど変わるものかと、シニア期のサラを見るたびに思わされていました。
子犬期の「すぐ降りる!」から成犬期の落ち着きを経て、シニア期に「抱っこは?」と見上げるようになるまで、サラの変化は一足飛びに起きたわけではなく、11年という時間の中で段階を踏むように少しずつ積み重なっていったものでした。抱っこへの反応の変化と、過保護エピソードの整理を、それぞれ表にまとめます。
| 時期 | サラの反応 | 私の対応 |
|---|---|---|
| 子犬期 | 「すぐ降りる!」と自分から飛び降りようとした | 落とさないよう気を張って抱きかかえた |
| 成犬期(数年後) | 主人が下ろすまで大人しく抱かれるようになった | 安心して抱っこを続けられるようになった |
| シニア期 | 階段の前で「抱っこは?」と見上げるようになった | 体力や関節の変化も踏まえて様子を見るようにした |
| 場面 | 主人の対応 | 目的・理由 |
|---|---|---|
| 階段の上り下り | 必ず抱っこして渡る | 腰への負担を避けるため |
| 外で落としたおやつ | 拾わず新しいものに交換 | 衛生面と安心のため |
| 散歩中の疲れたサイン | 「疲れたの?抱っこしようか?」と声かけ | 無理をさせないため |
📋 階段・抱っこの実践チェックリスト
- ☐ 自宅や散歩コースに、負担になりそうな階段や段差がないか確認する
- ☐ 抱っこが必要な場面と、しっかり歩かせる場面を分けて考える
- ☐ 外で拾い食いしそうな場面では、飼い主が先に気づけるようにしておく
- ☐ 疲れたサインに気づいたら、無理に歩かせず休憩や抱っこを選択肢に入れる
- ☐ 階段や段差で無理に自力で歩かせようとしない
- ☐ シニア期に入ったら、抱っこの頻度や体の負担の変化を見直す
- ☐ 気になる変化があれば、かかりつけの獣医師に相談する
よくある質問(過保護・抱っこ編)
コーギーの階段の上り下りは、本当に控えたほうがいいのですか
私のサラの場合、散歩コースの階段は主人が決めたルールで必ず抱っこしていました。胴長短足のコーギーは、腰への負担がかかりやすいと言われている側面があるため、我が家ではそのリスクを避ける判断をしていました。ただし、コーギー全体が階段を絶対に上り下りしてはいけないというわけではなく、段差の高さや頻度、その子の体格や年齢によって負担の程度は変わってくるはずです。気になる場合は、かかりつけの獣医師に自宅や散歩コースの階段の状況を相談してみることをおすすめします。
抱っこはどこまでするのが適切ですか。甘やかしすぎにならない範囲が知りたいです
我が家では、階段の上り下りや疲れているときの抱っこは積極的に行っていましたが、普段の散歩そのものは最後までサラの足で歩かせていました。抱っこを「危険や負担を避けるための手段」と位置づけて、日常の運動量までは奪わないようにしていたのが我が家の考え方です。抱っこの範囲は家庭やその子の性格によっても変わってくると思いますので、必要な運動量を確保しながら、リスクのある場面だけ手を貸すという線引きが一つの参考になるかもしれません。
過保護と心配のバランスは、どう取ればいいですか
主人の場合、「サラが気にしなくても、俺が気になる」という基準で行動していました。つまり、サラ自身の様子だけでなく、飼い主が納得できるかどうかも判断材料にしていたのです。私自身は「そこまでしなくても」と感じる場面もありましたが、11年間続けてみて、その徹底ぶりがサラの安心にもつながっていたと今は感じています。過保護かどうかの正解はご家庭ごとに違うと思いますので、無理のない範囲で、家族が納得できる基準を見つけていくのがよいのではないかと思います。
疲れているサインは、どうやって見分ければいいですか
私のサラの場合、元気なときは声をかけても無視して歩き出す一方、疲れている日は座り込んで抱っこをねだるように待っている、という分かりやすい違いがありました。歩くペースが落ちる、立ち止まる回数が増える、息づかいが荒くなるといった様子も、疲れのサインとして参考になると思います。コーギーの一般的な傾向としても、短い足で頑張って歩く犬種のため、疲労のサインに気づきやすくしておくとよいと言われることがありますが、個体差は大きいので、その子ごとの普段の様子と比べて判断するのがおすすめです。
シニア期に入って抱っこの機会が増えたら、何に気をつければいいですか
私のサラの場合、シニア期に入ってから、自分から「抱っこは?」と見上げてくる場面が増えました。この変化には、体力の低下や関節への負担が関係している可能性もあると感じています。抱っこの回数が急に増えた、以前は嫌がっていた抱っこを求めるようになったといった変化が見られる場合は、老化による自然な変化なのか、体の痛みや不調のサインなのかを見極めるためにも、かかりつけの獣医師に一度相談してみることをおすすめします。
まとめ|主人の過保護が守った、サラの腰の11年
階段は絶対抱っこというルールから始まった主人の過保護は、外で落としたおやつや、疲れたサインへの声かけにも表れていました。子犬期に「すぐ降りる!」と暴れていたサラが、シニア期には自分から抱っこをせがむようになった変化は、11年という時間の積み重ねそのものだったと感じています。
過保護に見えたその積み重ねが、サラの11年をそっと支えてくれていたのだと思います。
✅ まとめポイント
- 散歩コースの階段は、主人が決めたルールで必ず抱っこしていた
- 室内で落としたおやつは気にしないが、外で落としたら必ず新しいものに交換していた
- 「サラが気にしなくても、俺が気になる」という主人の言葉に過保護の基準が表れていた
- 散歩中に座り込むサラへ「疲れたの?抱っこしようか?」と声をかけ続けていた
- 元気な日は無視、疲れている日は抱っこをねだるという使い分けが見られた
- 子犬期の「すぐ降りる!」から、シニア期の「抱っこは?」まで、抱っこへの反応は大きく変わった
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めるる
主人の過保護ぶりには、正直「そこまで?」と思う場面もありました。でも階段は絶対抱っこ、外のおやつは即交換、疲れたサインには必ず声かけ。その積み重ねが、サラの11年を守っていたのだと今は思います。あなたのご家族にも、大切な子を守るための「譲れないルール」があれば、大事にしてあげてくださいね。雪の日の階段でサラの震えに気づいた瞬間は、今でも忘れられません。
※コーギーの階段の上り下りや抱っこの範囲、関節・腰への負担に関する個別の判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。動物の飼養に関する基本ルールは、環境省自然環境局のウェブサイトで公開されています。獣医療や動物病院に関する情報は、公益社団法人日本獣医師会のウェブサイトも参考になります。犬種ごとの体型や特徴に関する一般的な情報は、一般社団法人ジャパンケネルクラブのウェブサイトでも紹介されています。


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