年齢が上がったら、食事も散歩もお手入れも見直すものだと思っていました。シニアと呼ばれる年齢に入った、その一点だけでフードや散歩を変えるべきなのか。11年を1枚に並べると、実際に手を入れた項目は一部にとどまりました。
生後2か月で我が家へ来たコーギーのサラを、見送るまでの11年。私は、変えるかどうかの判断を何度も獣医師に預けていた飼い主です。何歳で何を変えるのかを調べている段階なら、変える項目の目星をつける材料になります。年齢ごとに何をすべきかという話は、この表に入っていません。入っているのは、我が家が何をいつ変えたかと、何を見て変えたかの2つです。
表の年齢は、我が家で起きたことに後から目盛りを当てたものです。この順番どおりに進む前提では読まないでください。
居場所は3回動き、フードの中身は年代ごとに変わった
食事・散歩・お手入れ・室内の居場所の4つを、3つの時期で横に見た表です。いちばん右には、その項目を動かすときに我が家が見ていたものを入れました。
| 項目 | 子犬期 | 成犬期 | シニア期 | 変える区切り |
|---|---|---|---|---|
| 食事の回数と時間帯 | 3期共通:朝昼晩の3回のまま。時間帯もそろえたまま(朝は5時台。夕ご飯は帰宅してすぐ) | なし。11年を通して同じ | ||
| フードの中身 | 最初から吉岡油糧のオリジナル配合 | 吉岡油糧のオリジナル配合。年代ごとに中身を組み替えてもらっていた | 同じ吉岡油糧のまま。子犬のころとは中身が違った | 年代。3つの時期それぞれで中身が変わった |
| 散歩 | 生後5か月を過ぎてから散歩を始めた。それ以前は抱えたまま外を歩いた | 土手に着くまでは同じ道。河川敷に下りたあとの進む向きはサラ任せ | 土手までのコースはそのまま。11年通い続けた | 始まりだけが月齢(生後5か月)。そのあとのコースは変えていない |
| お手入れの周期 | 3期共通:爪切り・耳掃除は月1回。時期によっては月2回の月もあった。お風呂が2週間に1度、ブラッシングが毎日。年齢で分けた記録はない | 年齢ではなく季節(冬はお風呂を2〜3週間まで延ばした)。爪は深く切ると血が出るので、間隔だけをまねしないでください | ||
| 室内の居場所 | リビングの半分をフェンスで区切った中。留守番のあいだもここにいた | 2歳ごろにリビング全体へ、3歳ごろに家の中すべてへ。仕切りはドアに替わり、最後はなくなった | 7歳の頃、人のいる部屋から離れて過ごしたがるようになり、ケージを改めて用意した | 見ていたのは指示への反応で、月齢ではなかった。シニアは過ごし方の変化 |
使うときは、左から時期を追うより、「変える区切り」の列を先に見るほうが早いです。いま何かを変えるかどうかで迷っているなら、その項目について「変える区切り」の列に書いたことが、自分の犬でも自分の目で見えるかどうかを確かめてください。見えないものは、こちらで決める範囲を超えています。
この表に出てくる変化は5つ、年齢では変えなかったものが3つあります。変化の内訳は、フードの配合、散歩の開始、留守番の範囲を広げた2回、シニアのケージ。年齢では変えなかった3つは、食事の回数と時間帯、土手までの道と河川敷での渡し方、お手入れの周期です。
散歩は両側に出てきます。始めたことが変化のほう、コースを変えなかったことが変えなかったほうです。その道順は変えないまま、9歳くらいに買ったカートを使う日が増えました。歩かせる日も、そのまま続いていました。ここで数えたのは道と渡し方で、道具は入れていません。上の表に書いた項目をそのまま数えただけで、ほかのご家庭に当てはまる比率ではありません。
7歳という数字も、9歳という数字も、我が家がそう記録していたというだけです。何歳からシニアと呼ぶのか、そのとき何が起きるのかは、サラ1頭の記録からは決められません。表の3つの列も、我が家の出来事を並べるために置いた区切りで、成長段階の定義ではありません。フードを個別に作ってもらう形も同じです。頼む手間と費用が乗ります。それが合う子と、市販のもので足りる子がいます。よその家より良いやり方として並べたわけではありません。
年齢に伴う体の変化に何か手を打つかどうか、道具を足すかどうかも、飼い主が表を見て決められる範囲の外です。気になる変化が出てきたときは、いつからそうなったのかを書き留めて、かかりつけの獣医師に見てもらってください。
年齢そのものを区切りにした項目は、5つのうち2つだけでした
散歩の開始と、フードの配合です。どちらも年齢が区切りですが、性質は違いました。散歩のほうは、始めた時点で年齢の出番が終わります。フードの配合は、年代が変わるたびに同じ見直しが戻ってきました。年齢を区切りにするといっても、そこで終わる項目と、何度も戻ってくる項目があります。
残りの3つは、月齢ではなくサラの様子で決めていました。3つとも、こちらが動く前にサラの側が先に変わっていました。2歳、3歳、7歳という数字は、結果として並んだ目印で、判断の材料ではありません。
食事の回数と中身をどうしていたかは コーギーの食事は11年ずっと1日3回|中身だけを年代で変えた に一本ぶん置いてあります。迎えてから最初の1か月に何をやったかは、迎えた初日から最初の1か月にやったこと|生後2か月で来たサラの記録 で6項目に分けています。
留守番中の居場所をどう広げたかは 共働きで10時間の留守番|サークル→リビング→完全フリーに変えた11年、家の中をどこで区切っていたかは 子犬の居場所づくり|リビング半分をフェンス、ケージは使わなかった、という並びです。
土手までの道と、その先で進む向きをどう渡していたかは 土手までは毎回同じ道でした|その先の行き先をサラに任せた11年、その土手の階段で我が家が決めていたことは 階段は絶対抱っこ|主人の過保護が守った、サラの腰の11年 に入れてあります。
この表の使い方としては、いまの時期にあたる列を見て、変えようと思っている項目を挙げてみてください。そのうえで、年齢以外の材料が挙がるものと、年齢しか挙がらないものに分けます。年齢しか挙がらない項目は、いったん保留にしておけます。
お手入れの周期のほうは、間隔と1回あたりの時間まで コーギーのお手入れ頻度 早見表|11年やっていた間隔と所要時間 が持っています。
子犬期・成犬期・シニア期という三つの列は、獣医学上の区分ではありません。この呼び名は我が家の中で使っていたものです。何歳で何を変えるべきか、年齢に伴う体の変化に手当てが要るかどうかの判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください(動物病院は公益社団法人日本獣医師会のサイトから探せます)。表に出てくる事業者名は、当時わたしたちが頼んでいた先です。いまのサービス内容や価格は当時と変わっている可能性があるため、公式サイトでご確認ください。爪切りは、深く切ると血が出て痛がることがあります。自宅で切り続けてよいか、この間隔がその犬に合うかどうかは、獣医師にお尋ねください。ここに並べたのはサラ1頭の記録で、しつけや飼育の指導ではありません。書き出したのは2026年9月です。


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