当サイトは、筆者夫婦がコーギー「サラ」と11年間(2009年11月〜2020年12月)共に暮らした実体験をもとに、これからコーギーを迎えたい方・今コーギーと暮らしている方が安心して準備・対処できるよう、迎える準備・お世話・散歩・あるあるを家庭での観察ベースで整理しています。獣医師やブリーダー、ペットショップ事業者ではなく、あくまで一般飼い主の体験と記録をもとに発信しています。
本記事は2026年6月時点の情報です。
コーギーはダブルコート種で、日本の夏の暑さに弱い傾向があります。日中はお互いに家を空けていた我が家では、留守番中のサラが熱中症にならないことを最優先に考え、年中エアコンを使う暮らしを続けていました。
この記事では、私が当時どんな運用でエアコンを動かし、電気代がどのくらいかかり、それでもサラが涼を求めた場所はどこだったのかを当時の判断ごと振り返ります。これから迎える方や、夏のお世話に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
✅ この記事でわかること
- コーギーが日本の夏に弱い理由(ダブルコート種の体の構造)
- 我が家の年中エアコン運用(夏は24時間・リビングと主人の仕事部屋の2台稼働)
- 夏期の電気代の実額レンジ(月15,000円〜18,000円)
- エアコンを効かせても、サラが玄関の石張りに寝転んでいた話
- 振り返って気づいた反省点(タイルカーペットと涼の関係)
コーギーが日本の夏に弱い理由|ダブルコート種という体の前提
コーギーは、表面の硬めの毛(オーバーコート)と、内側の柔らかい毛(アンダーコート)を持つダブルコート種です。もともとはイギリスの牧畜犬として活躍してきた犬種で、寒さに強い体の作りをしている傾向があります。
夏のコーギーは、人間が思う以上に暑そうにしている
私のサラを見ていて感じたのは、夏のコーギーは私たち人間が思う以上に暑そうにしているということでした。室温が「人間にとってはちょっと暑いかな」というレベルでも、サラはハァハァと口で呼吸し、床にぺたっと伸びてしまうことが多かったのを覚えています。
私が早い段階から夏のエアコン運用に踏み切れたのは、コーギーがダブルコート種だという前提を事前に調べていたからです。本来は寒い気候に適した体の作りであり、日本の高温多湿の夏は決して得意な環境ではないと知っていたため、「人間が我慢できる暑さなら大丈夫」とは考えませんでした。コーギーは運動量も多い犬種で、体温を放熱する仕組みも犬特有の制約があります。準備段階で犬種特性を理解していたことが、その後のエアコン運用の迷いのなさにつながったのだと、今でも思っています。
コーギーの体温調節は人間とは違う
犬は人間のように全身で汗をかいて体温を下げる仕組みを持ちません。主にパンティング(口で呼吸して水分を蒸発させる)と、肉球など限られた場所からの放熱で体温を調整していると言われています。湿度が高い日本の夏は、このパンティングの効率も落ちやすい環境です。
⚠️ 注意
犬の熱中症は、初期サインを見逃すと急速に重症化する傾向があります。ハァハァと激しい呼吸が続く、よだれが大量に出る、ぐったりして反応が鈍いといった様子が見られたら、自己判断で様子を見るのではなく、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。個別の体調判断は必ず獣医師に確認することが大切です。
11年間続けた、年中エアコン運用のリアル
我が家のエアコン運用は、サラを迎えた2009年から、虹の橋を渡るまでの11年間ほぼ変わらず続きました。基本方針はシンプルで、留守番中のサラに無理をさせないこと、それだけでした。
年中エアコンを使い、夏は24時間つけっぱなしにしていた

我が家では年中エアコンを使い、特に夏は24時間つけっぱなしという運用にしていました。日中はお互いに家を空けていた我が家にとって、留守番中のサラを暑さから守るには、これが一番現実的な方法だと考えていたからです。「外出時だけ切る」「タイマー運用にする」といった節電方法も検討しましたが、真夏の室内は数時間で危険な温度に上がる可能性があり、私の場合はその不安を抱えながら家を空けることができませんでした。
24時間つけっぱなしを選んだ背景には、私の「行動の前にリスクを見積もる」癖がありました。外出先で「もし今、家の中が危険な温度になっていたら」と想像してしまうと、仕事や買い物に集中できなくなる。それなら、電気代という形でリスクを買い取った方が、自分にとっても、留守番しているサラにとっても穏やかな選択だと整理しました。コーギーを迎えるための住み替えやタイルカーペット全面敷きの判断と同じで、「準備の延長としての投資」と捉えていたのだと、今振り返れば言葉にできます。
リビングと主人の仕事部屋、エアコン2台体制
稼働させていたのは、リビングのエアコンと、主人の仕事部屋のエアコンの2台です。サラのメイン居場所はリビング側でしたが、主人の仕事部屋は玄関にすぐ隣接していたため、結果的に家全体の冷気循環を意識した運用になりました。
夏期の電気代は月15,000円〜18,000円のレンジだった
気になる電気代ですが、夏のピーク期(おおよそ7月〜9月)は、月15,000円〜18,000円のレンジで推移していました。エアコン2台を24時間動かしている分、当然ながら冬や春秋の月よりは高くなります。決して安い金額ではありませんが、私の場合は「これで留守番中のサラが安全に過ごせる」と思えば、納得できる必要経費でした。
我が家の夏のエアコン運用まとめ
言葉だけでは伝わりにくい部分もあるため、当時の運用を表に整理します。
| 項目 | 夏期(7〜9月頃) | それ以外の季節 |
|---|---|---|
| 稼働時間 | 24時間つけっぱなし | 必要に応じて稼働(年中使用) |
| 稼働台数 | リビング+主人の仕事部屋の2台 | 主にリビング1台 |
| 電気代の目安 | 月15,000円〜18,000円 | 夏期より低め |
| 補助機器 | リビングにファン併用 | 基本エアコンのみ |
| 運用方針 | 留守番中のサラ最優先 | 室温と体感で調整 |
それでもサラが涼を求めた場所|玄関の石張りに寝転んでいた話
エアコンを2台稼働させていた我が家でしたが、それでも夏のサラは「もっと涼しい場所」を自分で探していました。一番のお気に入りは、玄関の石張りの上だったのです。
玄関の石張りに、ぺたっと寝転んで涼んでいた

夏になると、サラは何度もリビングから廊下へと歩いていき、玄関の石張りの上にぺたっと寝転がっていました。リビングはエアコンが効いていたはずなのに、それでも玄関のひんやりした石の方が、サラには気持ちよかったのだと思います。お腹を石にぴったりつけて、半分目を閉じている姿は、今でもよく思い出します。
サラが何度も玄関に通う姿を見て、私の中で「エアコンを効かせているから大丈夫」という前提が一度崩れました。冷えた空気を室内に入れていても、コーギーの体が本当に求めていたのは「冷たい床に直接触れる感覚」だったのかもしれない。母が手作りしてくれた洋服を着せている姿を「かわいい」と思っていた頃から少しずつ、私は「サラが快適だと感じる環境」と「私が快適だと思い込んでいる環境」は別物なのだ、と気づかされるようになりました。サラ自身の行動が、毎年の夏のたびに、私の前提を少しずつ修正してくれていたのだと思います。
主人の仕事部屋のエアコンが、玄関を間接的に涼しくしていた
主人の仕事部屋は、玄関のすぐそばにありました。そのため、仕事部屋のエアコンをつけっぱなしにしておくと、ドアの開き具合によっては玄関側にも涼しい空気が流れ込みます。サラが玄関で寝そべる時間が長いことに気づいてからは、主人の在不在に関係なく、夏は仕事部屋のエアコンも常時稼働させて、玄関エリアが少しでも涼しくなるように意識していました。
エアコン以外で工夫した、冷気循環のひと手間
エアコン2台に頼り切るのではなく、私はもう一つ、空気の流れを意識した工夫をしていました。冷気を部屋全体に行き渡らせるためのファンの併用です。
リビングはエアコン+ファンで部屋全体を冷やした
サラのメイン居場所であるリビングには、エアコンに加えてファンを回し、冷気が床に近い場所まで届くようにしていました。エアコンの冷気は天井近くにとどまりやすい傾向があり、犬が過ごす床面とは温度差ができてしまう場合があります。ファンで空気をかき混ぜることで、サラが寝ている床付近まで涼しさを届けたかったのです。
部屋間の冷気循環を、ドアの開け方で調整した
主人の仕事部屋のエアコンが稼働しているときは、ドアを少し開けておくことで、玄関や廊下まで冷気が薄く流れていきます。物理的な冷気の流れまで完全にコントロールできるわけではありませんが、ドアの開閉具合を変えるだけで、家の中の「涼しいゾーン」のつながり方を調整できたように感じています。
💡 ポイント
エアコンの設定温度を下げるだけでなく、ファンで空気を循環させたり、ドアの開閉具合で冷気の通り道を作ったりするだけで、犬が過ごす床付近の体感温度は変わってきます。電気代を増やさずに快適性を上げる工夫として、空気の流れを意識する視点はおすすめです。
振り返って気づいた反省点|タイルカーペットと涼の関係
11年が経った今、当時のお世話を振り返って一つだけ「もう少し工夫できたかな」と思っているポイントがあります。それが、フローリングに全面敷き詰めていたタイルカーペットと、涼の関係です。
足腰のためのタイルカーペットが、夏は涼を取りにくくしていたかもしれない
我が家では、サラの足腰を守る目的で、廊下とリビングのフローリングに全面タイルカーペットを敷き詰めていました。コーギーは胴が長く足が短い体型のため、滑りやすい床は腰や足への負担が大きい傾向があり、この判断自体は今でも間違っていなかったと思っています。ただ、夏のサラが玄関の石張りばかりに寝に行っていたことを思うと、タイルカーペットの上では涼を取りにくかったのかもしれない、という気持ちは残っています。
サラが玄関の石張りを選び続けた事実を見ていると、「足腰の安全」と「夏の涼しさ」を両立させる工夫はもう少しできたのかもしれない、と今でも思います。例えば、リビングの一角だけ夏期はタイルカーペットを外して、ひんやり感のあるペット用クールマットを置く、といった選択肢もあったように思います。当時は安全対策の方に意識が振り切れていて、季節ごとの快適性まで細かく組み立てる余裕がなかった、というのが正直なところです。これからコーギーを迎える方には、安全と快適性の両方を、季節ごとに見直す視点を持ってほしいと感じています。
よくある質問(夏のエアコン編・実体験ベースのQ&A)
留守番中のコーギーに、エアコンを24時間つけっぱなしにする必要はありますか
これは住環境と気候によって判断が分かれるところです。私の場合は、留守番時間が長かった我が家の事情と、コーギーがダブルコート種で夏に弱い傾向があることを踏まえて、24時間つけっぱなし運用を選びました。マンションの構造や日当たり、住んでいる地域の夏の気温によって、必要なエアコン稼働時間は変わります。一日のうち最も室温が上がる時間帯の温度計を確認したうえで、安全マージンを取って判断するのがおすすめです。個別の判断に不安がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてください。
夏のエアコン代は実際どのくらいかかりましたか
我が家の場合、夏のピーク期(7〜9月頃)はエアコン2台を24時間稼働させていて、月の電気代は15,000円〜18,000円のレンジでした。これはリビングと主人の仕事部屋の2台分が含まれた金額です。住んでいる地域・住戸の広さ・エアコンの機種・年式・契約電気料金プランによって変わるため、あくまで一つの事例として参考にしてください。費用感を事前に把握しておくと、迎える前の家計シミュレーションがしやすくなると思います。
エアコンを効かせていても、コーギーが涼しくなさそうにしているのはなぜですか
私のサラもまさにそうでした。エアコンを稼働させていても、玄関の石張りにわざわざ歩いていって、ぺたっと寝そべっていることが多かったのです。考えられる理由としては、エアコンの冷気が部屋の上部にとどまりやすく、床付近まで届きにくい場合があること、犬が体温を下げる手段として「冷たい床に直接お腹をつける」ことを好む傾向があること、などが挙げられます。ファンで空気を循環させる、冷たい素材のマットを用意するなど、犬の目線で「冷たい場所」を作ってあげるのが一つの工夫です。あくまで個体差があり、対策の効き方はそれぞれだと感じています。
マンションでコーギーを飼う場合、夏の暑さ対策で気をつけることはありますか
私の経験からお伝えすると、まず日中の室温がどのくらいまで上がるかを、季節ごとに把握しておくことをおすすめします。マンションは戸建てより室温の変動が小さい傾向がある一方で、上階や西日が当たる部屋では夏の室温が想像以上に上がる場合があります。我が家では年中エアコンを使い、夏は24時間つけっぱなしという運用にしましたが、住戸の条件によっては別の組み合わせがベストの場合もあります。エアコン・ファン・冷たい素材のマット・遮光カーテンなど、複数の手段を組み合わせて、留守番中の体感温度を安定させる視点が大切だと感じています。
停電やエアコン故障に備えて、何か準備していましたか
正直に言うと、当時の私はそこまで踏み込んだ備えはできていませんでした。一度、夏の暑い日にエアコンが急に効かなくなり、慌てて修理を手配したことがあります。サラを連れて一時的に涼しい場所へ移動させながら対応した記憶があり、あのときは肝が冷えました。今、これから迎える方にお伝えするとしたら、エアコンの定期点検時期を夏前に意識しておくこと、いざというときに犬を連れて行ける涼しい場所(実家・ペットホテル・車のエアコン等)を頭に入れておくこと、をおすすめします。備えがあるだけで、トラブル発生時の判断スピードが変わると感じています。
まとめ|留守番中のコーギーには、年中エアコンで涼しい環境を
振り返ってみると、私の夏のお世話は「サラが安全に留守番できる室温を、いかに維持するか」という一点に集約されていました。電気代は決して安くありませんでしたが、留守番中のサラの安心と引き換えに支払う必要経費として、納得していた金額です。
これから迎える方には、ぜひ夏の電気代と冷房運用を、迎える前のシミュレーションに組み込んでほしいと思います。お世話の中で何を優先するかを決めておくことが、迷いなく日々を送る土台になります。
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✅ まとめポイント
- コーギーはダブルコート種で、日本の高温多湿の夏は得意な環境ではない傾向がある
- 我が家では年中エアコンを使い、夏は24時間つけっぱなしの運用にしていた
- 稼働させていたのはリビングと主人の仕事部屋の2台体制
- 夏期の電気代は月15,000円〜18,000円のレンジが目安
- それでもサラは玄関の石張りを選ぶことが多く、犬の体感温度は人間と違うことを実感した
- エアコン+ファン+ドアの開閉で、冷気の通り道を意識した工夫が効いた
- 足腰のためのタイルカーペットと、夏の涼しさの両立は今でも考えさせられる論点
夏のお世話で何を優先するかは、住環境とライフスタイルによって正解が変わります。電気代を惜しまない覚悟と、犬の体感を観察する目を両立できれば、コーギーとの夏は十分に乗り越えられるはずです。

めるる
夏のたびに玄関の石張りに寝そべっていたサラの姿は、今でも鮮明に思い出せます。エアコンを2台つけても、サラは自分で「もっと涼しい場所」を探していました。あの行動を見ながら、犬の快適は人間の快適とは別物なのだと教えてもらった気がします。これから迎える方の夏のお世話の参考になれば嬉しいです。
※犬の熱中症や夏の体調管理に関する個別判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。熱中症の予防に関する一般的な情報は、環境省「熱中症予防情報サイト」で公開されています。動物病院や獣医療に関する情報は、公益社団法人日本獣医師会のウェブサイトも参考になります。動物の飼養に関する基本的な考え方は、環境省自然環境局のウェブサイトでも公開されています。


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