子犬の居場所づくり|リビング半分をフェンス、ケージは使わなかった

我が家のコーギーの居場所づくり|リビング半分のフェンスと、無料で譲り受けて使わなかったケージ 最初の1か月

子犬を迎える前に迷うものの一つが、サークルやケージをどこまで用意するかです。我が家も一通り揃えました。ただ、実際に使ったのは、そのうちの一部でした。

書いているのは、犬の訓練士でもペット用品の販売に関わったこともない、一頭ぶんの飼い主です。コーギーのサラと過ごした11年(2009年11月〜2020年12月)のうち、家の中のどこをどう区切っていたかだけを取り出しました。これから迎える方が、仕切りとケージを買う前に読む材料です。

先に書いておきます。ケージの中で落ち着いて眠る子は多く、我が家で使わなかったことは、使わなくてよいという意味にはなりません。

結局、11年のうちで何かを仕切っていた期間のほうが短いくらいでした。

本記事は2026年9月時点の記録です。どこをどう区切れるかは住まいの間取りによって変わり、落ち着ける場所の好みにも個体差があります。

✅ この記事でわかること

  • 我が家がリビングの半分をフェンスで仕切っていたこと
  • 仕切りをドアに替え、最後は何も使わなくなるまでの3段階
  • 知人から譲り受けて無料だったケージを、ほとんど使わなかったこと
  • シニアになってから、ケージをもう一度用意することになった経緯

最初はリビングの半分をフェンスで仕切っていました

リビングに設置したフェンスの内側にいる、子犬のころのコーギーのサラ

我が家がサラのために最初に作ったのは、リビングの半分を区切ったスペースでした。使ったのはフェンスです。

留守番の記事でサークルと書いているのは、このフェンスで仕切った範囲のことです。呼び方が二つありますが、同じ場所です。

段階 仕切っていたもの サラがいられた範囲
はじめ リビングに置いたフェンス リビングの半分
リビングのドア リビングの中
最後 なし(仕切っていない) 家の中

この3段階は、我が家の間取りだからできた並べ方です。リビングが廊下と続きになっている住まいや、ドアで閉じられない間取りなら、同じ順番は踏めません。

仕切りを買う前に、部屋のどこを、どのくらいの範囲まで犬の側にするかを決めておきます。道具の大きさや形は、そのあとで決まります。範囲より先に道具を選ぶと、置いてみてから部屋の使い方を考え直すことになります。

仕切りの中は、留守番の時間の居場所でもありました

このフェンスの中は、日中に一頭で過ごす時間の居場所でもありました。

範囲を広げると、上れる場所と落ちる場所が一度に増えます。口に入る大きさのものも同じです。木や布をかじる様子があるなら、破片を飲み込む心配のほうを先に考えてください。飲み込んだ可能性があるときは、翌日まで待たずに動物病院へ連絡してください。

留守番の10時間をどう回していたかは 共働きで10時間の留守番|サークル→リビング→完全フリーに変えた11年 のほうで書いた話です。

リビングをフリーにしたときは、部屋のドアが仕切りの代わりでした

次の段階で、フェンスを外しました。ただし家の中を全部開けたわけではありません。リビングのドアを閉めておくことで、その部屋の中だけを自由に歩ける状態にしていました。

つまり、仕切っていたのは道具ではなく、部屋のドアでした。そして最後は家の中を全部フリーにしたので、仕切るものは何もなくなりました。

仕切りを外す前に、ドアを閉めるだけで区切れる部屋が家にあるかどうかを確かめておきます。次の段階の道具を探すより先に、いまある建具で足りるかどうかが分かります。

いつ外したかの判断は、この記事では扱いません

どの時期にどう広げたかは、留守番と一日の流れの記事のほうで扱っています。見ていたのが月齢ではなく、指示を理解して動けるようになってきたかどうかだった、という点だけ書いておきます。

ここは個体差の大きいところです。同じ月齢でも、開けてみて落ち着かない子はいます。そもそもリビングだけを区切ること自体が難しい間取りもあります。順番を決めてから広げるより、いまの範囲のまま様子が安定しているかを見る時間を先に取ってください。

広げた時期と、そのときの一日の過ごし方は サラの1日のスケジュール|朝5時の散歩催促から始まる11年の生活リズム が詳しいです。

知人から譲り受けたケージは無料でしたが、ほとんど使いませんでした

ケージも用意していました。知人から譲り受けたもので、費用はかかっていません。無料です。ところが、サラがそのケージの中に入って寝ることはほとんどなく、やがて使わなくなりました。

損をした金額はゼロです。無料でしたから、財布からは何も出ていません。減ったのは部屋の場所のほうでした。使わない道具が家の中で場所を取り、どこへ寄せておくかを考える手間だけが残った、という失敗です。

ケージを用意する前に、使わなかったときにどこへしまうかを決めておきます。使う前提だけで選ぶと、使わなかった日から置き場所を探すことになります。

あわせて書いておくと、無料で手に入ったのは知人がいたからで、我が家の運です。買うなら費用がかかりますし、ケージの中でよく眠る子も多くいます。使わなくてよいという話ではありません。譲り受けるときは、受け取る前に、ぐらつきや金具の傷みがないかを自分の目で確かめます。衛生面と、いつから使い始めてよいかについては、かかりつけの獣医師に相談してください。

迎える前に何を用意して、そのうち何が空振りだったかを、子犬を迎える前にやった3つの準備|ブリーダー・室内対策・動物病院 として切り出しました。

使わなかった理由は、いまも分かりません

なぜ入らなかったのかは分かっていません。嫌がって鳴いたかどうかも記録に残しておらず、狭かったのか、置いた場所が悪かったのかを確かめたわけでもないからです。

住まいは迎える1年以上前から選び、床にも手を入れて、要るものは一通り揃えたつもりでいました。それでも、サラがどこで寝るかだけは、こちらが用意した順番どおりにはなりませんでした。準備の量ではどうにもならない部分がある、と分かったのがこのケージです。迷っているものがあるなら、予定している品目を、初日から使うものと、あとから足せばよいものの二列に並べ直してみてください。

シニアになって、ケージをもう一度用意することになりました

ケージが必要になる場面が、もう一度きました。シニアになったサラが、一人で過ごしたがるようになったからです。7歳の頃でした。それで、改めてケージを用意することになりました。

なぜそうなったのかを、私は説明できません。年齢によるものなのか、体のどこかに変化があったのかを確かめていないからです。シニアの過ごし方には個体差があり、静かな場所を選ぶ子ばかりではありません。年齢のほうも同じで、7歳という数字は我が家の記録にすぎません。

使わなくなった道具を処分するかどうかは、その日のうちに決めないでおきます。家の中に空いている場所があるうちは、判断を先に延ばして構いません。数年たってから、同じものが必要になることがあります。

⚠️ 注意

シニアの時期に行動が変わったとき、その理由が年齢だけとは限りません。からだのどこかに起きたことが、暮らし方の側に先に見えてくる場合もあります。一人で過ごしたがるようになった、寝る場所が変わった、といった変わり方も同じです。原因の切り分けは、飼い主にはできません。

いつから、どんなときに一人で過ごしたがるのかを書き留めて、受診のときに持って行ってください。

一人で過ごしたがるようになった、ということでもありました

一人で過ごしたがるようになった、という言い方をしましたが、裏を返せば、それまでは人のいる部屋にいたということです。そこを疑ったことがありませんでした。離れた場所を選ぶ姿を見たとき、変わったのは犬のほうなのに、置いていかれたような気持ちになったのを覚えています。そうしてもう一度用意することになったのが、ケージでした。変化に気づいた日は、何がどう変わったのかを書き留めておいてください。

📋 仕切りとケージを用意する前に決めておくこと

  • ☐ 仕切る範囲を、部屋の図の上で先に決めておく
  • ☐ 仕切りを外したあとに区切れる場所(部屋のドアなど)があるかを見ておく
  • ☐ ケージを用意する前に、使わなかったときにどこへしまうかを決めておく
  • ☐ 買う前に、譲ってもらえる当てがないか一度あたってみる
  • ☐ 範囲を広げる前に、上れる場所・落ちる場所・口に入るものを減らす
  • ☐ 使わなくなった道具を、処分するかしまうかをいつ決めるかを先に決めておく
  • ☐ 一人で過ごしたがる様子が出てきたら、いつからかを書き留めて獣医師に伝える

✅ まとめポイント

  • 最初に作ったのは、リビングの半分をフェンスで区切ったスペースだった
  • 次はフェンスを外し、リビングのドアを閉めることで区切っていた
  • 最後は家の中を全部フリーにして、仕切るものはなくなった
  • 知人から譲り受けたケージは無料。中で寝ることがほとんどなく、使わなくなった
  • 損をしたのはお金ではなく、置き場所と、そこを考える手間だった
  • シニアになって一人で過ごしたがるようになり、ケージをもう一度用意することになった

仕切りは外せますし、ケージは片づけられます。先に決めておくのは、外したあと・片づけたあとの置き場所のほうです。

一点だけ、この記事の外の話を書きます。ケージやフェンスそのものの安全性、サイズの選び方、耐荷重といった製品の情報は、各メーカーの公式サイトでご確認ください。ここに書いたのは、家の中の区切り方を11年のあいだに変えていった一飼い主の記録で、しつけの指導でも獣医師の助言でもありません。行動の変化や、一人で過ごしたがる様子が気になるときの判断は、かかりつけの獣医師にご相談ください(動物病院を探すときは公益社団法人日本獣医師会のサイトが参考になります)。2026年9月時点の記録です。

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