当サイトは、筆者夫婦がコーギー「サラ」と11年間(2009年11月〜2020年12月)共に暮らした実体験をもとに、これからコーギーを迎えたい方・今コーギーと暮らしている方が安心して準備・対処できるよう、迎える準備・お世話・散歩・あるあるを家庭での観察ベースで整理しています。獣医師やブリーダー、ペットショップ事業者ではなく、あくまで一般飼い主の体験と記録をもとに発信しています。
本記事は2026年6月時点の情報です。
普段は好奇心旺盛で、初めて会う犬や知らない人にも自分から挨拶に行くようなサラ。そんなサラにも、たった一つだけ例外的に怖がるものがありました。それが「雷」と「花火」の音です。
この記事では、雷や花火の日にサラが見せたいつもと違う様子と、我が家がたどり着いた3つの対応を当時の判断ごと振り返ります。避けようがない自然現象や季節行事だからこそ、安心できる居場所と飼い主の落ち着きで支えるという考え方が、これから雷や花火の季節を迎える方の参考になれば嬉しいです。
✅ この記事でわかること
- 普段は好奇心旺盛なサラが、雷と花火の音だけは例外的に怖がった話
- 対応①|主人の仕事部屋・リビング仕切り・クレートという3つの安心できる居場所
- 対応②|散歩時間ずらし・窓カーテン・音量で和らげる環境調整
- 対応③|過度に構わず叱らず、いつも通りそばにいる飼い主の落ち着いた態度
- 怖がる時間が過ぎたあと、いつもの生活リズムに戻していた切り替え方
普段は好奇心旺盛なサラが、唯一例外的に怖がった「雷と花火」
サラは、犬見知りがほとんどなく、散歩中に他の犬を見つけると自分から挨拶に行くような社交的な性格でした。新しい場所や初めての音にも興味津々で、まず立ち止まって耳を立てて確かめる、好奇心旺盛なタイプだったのです。そんなサラが、唯一例外的に怖がったものが「雷」と「花火」でした。
遠くでゴロゴロ鳴り始めるだけで、落ち着きがなくなることがあった
雷の場合、サラは真上で鳴っている本格的な雷だけでなく、まだ遠くでゴロゴロと鳴り始めただけのタイミングで、すでに落ち着きをなくすことがありました。耳をぴくぴくと動かし、リビングを行ったり来たりして、私のそばに近づいてきたり、また少し離れたりを繰り返すのです。窓の外を見るわけでも、特定の場所に隠れるわけでもなく、家の中で居場所を探しているような様子でした。普段の散歩や来客時には見せない、雷と花火の日だけの行動だったのを今でもよく覚えています。
サラのこの様子を見て、私の中で「人間より犬の方が、ずっと早く雷の気配を察知できるのかもしれない」という気づきが生まれました。気象情報を確認すると、確かに遠くで雷雲が発生しているタイミングで、サラの落ち着きのなさが始まっていることが何度かあったのです。準備の段階でリスクを見積もる癖がある私としては、犬には犬の感覚があり、人間が「まだ大丈夫」と思っている瞬間でも、サラにとってはすでに不安の始まりなのだと受け止め直すきっかけになりました。
花火の音にも、同じような反応を見せた
花火の場合も、雷と似た反応でした。夏場の花火大会の日や、近所で個人的に花火を楽しんでいる音が聞こえてくる夜には、サラはやはりそわそわと落ち着きをなくしました。光は窓のカーテン越しに少しチカチカと届く程度でしたが、音そのものが大きく響くため、サラにとっては雷とほぼ同じカテゴリの「苦手な音」として認識されていたのだと思います。普段元気で物怖じしないサラだからこそ、雷と花火の日のその姿は、私たちにとっても特別な意味を持つ時間でした。
⚠️ 注意
雷や花火の音に対する反応には、個体差があります。震えが止まらない、何時間も食欲や水分摂取がない、トイレを我慢し続ける、自傷行為につながりそうな様子があるなど、過度に怖がる場合・状態が重い場合は、自己判断で様子を見続けず、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。我が家のサラの場合の対応はあくまで一例で、すべての子に当てはまるわけではありません。
対応①|安心できる居場所を普段から用意する
3つの対応の中で、私が一番大切にしていたのが「安心できる居場所を、雷や花火の日のために特別に作るのではなく、普段から用意しておく」という考え方でした。怖がる日に急ごしらえで居場所を作っても、サラ自身が「ここは安心な場所だ」と認識するには時間がかかるからです。
主人の仕事部屋に作った2つ目のベッドスペースに逃げ込んでいた
雷や花火の音が大きくなってくると、サラはよく主人の仕事部屋に作った2つ目のベッドスペースに逃げ込んで、そこでじっと身を寄せていました。リビングのメインのベッドではなく、わざわざ廊下を歩いて主人の仕事部屋へ移動するのが、雷や花火の日だけの特別な行動でした。落ち着いた静かな部屋の中で、自分の身体がすっぽり収まるサイズのベッドにお腹をつけて、嵐が過ぎるのを待っているような姿だったのです。
主人の仕事部屋に2つ目のベッドスペースを作ったのは、子犬を迎える前の準備期間にさかのぼります。当時、私の中には「家の中に、みんなで過ごす場所と、ひとりで休める場所の2拠点があると、子犬の心理的な余裕がだいぶ変わる」という考えがありました。日常的にも、サラが疲れたときや家族の動きが多すぎたときに、ふらりと主人の仕事部屋へ移動して休んでいる姿はよく目にしていたのです。雷や花火の日にサラがそこへ逃げ込んでくれたとき、子犬期の準備が長い時間を超えて効いてくれたのだと、しみじみ感じたのを覚えています。
一人になれる安心できる居場所を、普段から用意していたのが役立った
怖いものから身を守るとき、犬にとっては「すでに知っていて安心できる狭い空間」が大きな支えになると言われています。我が家のサラの場合は、主人の仕事部屋の2つ目のベッドスペースが、まさにその役割を果たしてくれました。普段から自由に出入りしている場所だからこそ、雷や花火の日にも迷いなく逃げ込めたのだと思います。これからコーギーを迎える方や、すでに暮らしている方には、一人になれる落ち着いた居場所を、家のどこかに必ず一つ確保しておくことをおすすめします。
リビングの仕切りスペースには、おもちゃやベッドを置いて環境を保った
主人の仕事部屋以外にも、サラには安心できる居場所がもう一つありました。子犬を迎える前にリビングの半分を仕切ったサラ専用スペースです。中にはサラが普段から使っているおもちゃやベッドが置いてあり、自由に出入りできるようになっていました。雷の日には、主人の仕事部屋へ移動する前後で、このリビング仕切りスペースに立ち寄って、お気に入りのおもちゃの匂いを確かめるような仕草を見せることもありました。
普段使いしているおもちゃやベッドが置かれている空間は、サラにとって「自分の匂いがある場所」だったのだと思います。同じ家の中でも、雷や花火の日に求められる安心感の中身は時間帯や音の状況によって少しずつ違っていて、その日のサラの選択を尊重するように、私はあえて場所を限定しませんでした。仕切りスペースとベッドスペース、どちらに行っても安心できる状態を保っておくことが、結果的にサラの「選択肢の多さ」につながったのだと感じています。
慣れたクレートを開けておいて、避難できる場所にしていた
もう一つ、雷や花火の日にサラが選ぶことがあったのが、室内のクレートでした。普段は車での移動時に使っていたクレートを、室内では扉を開けたままリビングの端に置いておき、サラが入りたいときには自由に入れるようにしていたのです。クレートの中は、四方を囲まれた狭い空間ゆえに、犬にとって落ち着きやすい場所になりやすい傾向があります。サラの場合も、雷の音が強く響いた夜には、クレートの中で身を寄せて過ごすことがありました。
| 居場所 | 普段の役割 | 雷や花火の日に果たした役割 |
|---|---|---|
| 主人の仕事部屋の2つ目のベッドスペース | 家族の動きから離れて一人で休める場所 | 音が遠くなる静かな避難場所 |
| リビング半分の仕切りスペース | 日中の主な居場所・おもちゃとベッド集約 | 慣れた匂いに包まれる安心ゾーン |
| 室内に置いた慣れたクレート | 車での移動時にも使う狭い空間 | 四方を囲まれた身を寄せられる避難所 |
💡 ポイント
安心できる居場所は、雷や花火の日に急いで用意するのではなく、普段から自然に使われているスペースであることが大切だと感じています。新しい場所は犬にとって「未知」になりやすく、いざというときに避難先として機能しにくい場合があります。日常の延長線上に避難先がある状態を、ゆっくり時間をかけて作っておくのがおすすめです。
対応②|環境を整える調整で、光と音をやわらげる
3つの対応の2つ目は、雷や花火の日の家の環境そのものを整えることでした。サラ自身の居場所を確保するだけでなく、家全体に届く光と音の量をコントロールしてあげることで、苦手な刺激を少しでも減らそうという考え方です。
雷の予報や花火大会の日程を事前に把握しておいた
環境調整の出発点は、「いつ来そうか」を事前に把握しておくことでした。我が家では、夏場や雷の発生しやすい時期は、天気予報の雷情報をこまめに確認するようにしていました。花火大会の日程も、近所の自治体の広報や地域のお知らせで前もって調べておき、音が届きそうな時間帯を意識する習慣をつけていたのです。気象庁の情報や自治体の発表を活用すれば、ある程度の予測は立てやすくなります。
事前に時間帯を意識するようになったのは、雷や花火が始まってから慌てて対応するのでは、サラへの負担が大きいと感じたからでした。リスクを見積もって行動するという、私自身の癖がここでも素直に出たように思います。完璧に予測することはできなくても、「今夜は雷が来るかもしれない」「来週末は花火大会がある」という心構えがあるだけで、家の中の運用も、私自身の心の準備も整いやすくなります。サラの安心は、こうした地味な事前準備の積み重ねの上に成り立っていたのだと、振り返って思います。
雷の日は散歩の時間をずらし、室内で一緒に過ごした
普段の我が家では、朝夕の散歩を雨の日も風の日も欠かさずに続けていました。それでも雷の日だけは別で、雷雨の予報が出ているタイミングは散歩の時間そのものをずらし、雷が鳴っているあいだは外出を避けて室内で一緒に過ごすようにしていました。雷の音と光が直接届く屋外では、サラがどれだけ落ち着いて歩けるか不安があり、何より雷雨の中での散歩には人にも犬にも安全面のリスクがあると考えていたからです。
窓やカーテンを閉めて、光と音をできるだけ室内に入れない

雷や花火の日には、窓やカーテンを閉めて、外からの光と音をできるだけ室内に入れないようにしていました。雷の光は予告なくピカッと差し込むため、不意打ちの刺激になりやすい傾向があります。カーテンを閉めるだけでも、その光のインパクトはだいぶ和らぎますし、窓を閉めれば外の音そのもののボリュームも一段下がります。物理的に光と音を遮ることで、サラが感じる刺激の総量をコントロールするのが狙いでした。
テレビや音楽を少し大きめにかけて、外の音をやわらげた
窓を閉めても、雷鳴や花火の音は完全には消えません。そこで我が家では、テレビや音楽を普段より少し大きめの音量でかけて、外の音をやわらげる工夫をしていました。雷鳴を完全に打ち消すというよりも、室内のいつもの生活音で外の音を相対的に小さく感じさせるイメージです。サラが普段から聞き慣れている音楽やテレビの音が流れていることで、家の中の「いつも通り感」も同時に保てたように思います。
⚠️ 注意
テレビや音楽の音量を上げすぎると、それ自体が新しいストレス源になる可能性があります。我が家の場合は、家族が普段聞いている音量より少し上げる程度を目安にしていました。犬の耳は人間よりも音に敏感だと言われており、適切な音量は個体差があります。雷雨や荒天時の外出は、人にとっても落雷リスクや視界悪化のリスクがありますので、無理をせず屋内で過ごす判断をおすすめします。
対応③|飼い主が落ち着いた態度で、いつも通りそばにいる
3つの対応の3つ目、そして私が長くサラと暮らす中で一番大切だと実感したのが、飼い主自身の態度でした。居場所や環境は道具で整えられますが、飼い主の落ち着きは、その場の空気そのものをサラに伝えてしまうのです。
過度に構いすぎず、いつも通り落ち着いた態度でそばに過ごした
雷や花火の日に意識していたのは、サラを過度に構いすぎたり、無理に抱っこしたり、「怖くないよ、大丈夫だよ」と声をかけ続けたりしないことでした。むしろ普段通りの過ごし方を保ち、リビングのソファに座って本を読む、テレビを見る、家事をするといった、いつもの行動を淡々と続けるようにしていたのです。飼い主が普段通りであれば、家の中の空気そのものが「特別な事態ではない」と伝わるのではないかと考えていました。
過度に構わない選択を最初から自信を持って取れたわけではありません。むしろ最初の頃は、サラが震えていると「何か声をかけてあげなきゃ」「抱っこしてあげなきゃ」と思って、つい体を引き寄せようとしたことがありました。けれども、そのたびにサラが余計にそわそわするような反応を見せた瞬間があり、「もしかして、私の心配そうな雰囲気そのものが、サラに伝わってしまっているのかもしれない」と気づかされたのです。それ以来、自分の動作と声色を意識的にいつも通りに保つことを、雷や花火の日のひそかな目標にしていました。
震えたり隠れたりしても叱らず、「怖いんだね」と受け止めた
サラが震えたり、ベッドの奥に隠れたりしても、その行動を叱ったり矯正しようとしたりはしませんでした。「ちゃんと出てきなさい」「怖がってばかりじゃダメでしょう」といった声かけは、その日の家の中の空気をさらに張りつめさせてしまうように感じていたからです。代わりに、サラの目線で「怖いんだね」「うん、大きな音だもんね」と短く受け止めるような言葉をかけ、それ以上の反応は控えるようにしていました。怖がっている感情そのものを否定せず、ただ受け取るだけの態度を意識していたのです。
体を密着させて寄り添ってきたら、そっとそばにいて落ち着くのを待った
サラの方から私のそばに来て、体を密着させて寄り添ってきたときには、無理にその体勢を変えさせたり、別の部屋に促したりはしませんでした。サラが選んだ位置で、そっとそばにいて、サラ自身が落ち着くタイミングを待つようにしていたのです。手で軽く背中に触れる程度の接触はありましたが、強く抱きしめたり、大げさに撫で続けたりはしませんでした。「ここにいるよ」というメッセージが伝わる最小限の距離感を心がけていたのだと思います。
怖がる時間が過ぎたら、いつも通りの生活リズムに戻した
雷や花火が過ぎ去ってサラが落ち着きを取り戻したら、その日はいつも通りの生活リズムに戻すように意識していました。「今日は雷で大変だったね、特別にこれをあげる」「いつもより長く撫でてあげる」といった過剰な特別扱いは、できるだけ控えるようにしていたのです。怖い時間が終わったあとも特別な対応が続くと、サラの中で「雷の日は何か特別な日」という記憶が強化されすぎてしまう可能性があると感じていました。いつもの食事、いつもの散歩、いつもの寝る時間に戻ることで、雷や花火の時間が「日常の中の一場面」として処理されるように意識していたのです。
📋 雷や花火の日のセルフチェックリスト
- 事前に天気予報・花火大会日程を確認し、時間帯を意識している
- 愛犬が普段から自由に使える静かな避難場所が家の中にある
- 慣れた寝具やおもちゃが避難場所の近くに置いてある
- 雷雨の予報時は散歩の時間をずらす判断ができる
- 窓とカーテンを閉めて、光と音を物理的に遮る運用を持っている
- テレビや音楽を少し大きめにかけて、外の音をやわらげる準備がある
- 怖がる愛犬を過度に構わず、いつも通りの行動を保てる
- 愛犬が密着してきたら、そっとそばにいる距離感を意識できる
- 怖い時間が過ぎたら、いつも通りの生活リズムに戻せる
- 状態が重い場合に相談できるかかりつけ獣医師がいる
よくある質問(雷と花火対応編・実体験ベースのQ&A)
雷や花火を怖がる愛犬を、抱っこして安心させてもいいですか
これは判断が分かれるテーマだと感じています。我が家のサラの場合は、抱っこしたり強く抱きしめたりする対応は控え、サラが自分から寄り添ってきたときにそっとそばにいる距離感を心がけていました。理由は、飼い主が強く反応すると「やはり今日は特別な日だ」とサラに伝わってしまうように感じたからです。一方で、強い不安を見せる犬の場合は、軽く体に触れる接触が安心につながるケースもあると言われています。その子の性格や反応によって最適解は変わりますので、抱っこしたときと、そっとそばにいるときの様子を観察して、その子に合った距離感を見つけるのがおすすめです。
雷の予報が出た日の散歩はどうしていましたか
普段の我が家では、雨の日も風の日も朝夕の散歩を欠かしませんでした。それでも雷の予報が出ている日は別で、雷が鳴る時間帯と散歩の時間帯が重なりそうなときは、散歩の時間そのものをずらすようにしていました。早朝に短く済ませる、夕方の予定を昼前に前倒しする、といった調整をしていたのです。雷雨のあいだは外出を避け、室内でサラと一緒に過ごす時間にあてていました。屋外の散歩中に雷に遭遇すると、人にも犬にも落雷リスクや視界悪化のリスクがありますので、無理をしない判断をおすすめします。
窓やカーテンを閉めても音が大きく聞こえる場合はどうしたらいいですか
我が家でも、窓やカーテンを閉めただけでは雷鳴や花火の音が完全には消えませんでした。そんなときに併用していたのが、テレビや音楽を普段より少し大きめの音量でかける方法です。生活音で外の音を相対的に小さく感じさせるイメージで、家の中の「いつも通り感」を保つ効果もあったように思います。ただし音量を上げすぎると、それ自体が新しいストレス源になる可能性があるため、家族が普段聞いている音量より少し上げる程度を目安にしていました。慣れた音楽や、サラがよく聞いていた番組をかけるなど、内容にも一工夫していました。
雷や花火を怖がる子と、まったく平気な子の違いは何ですか
正直なところ、これは個体差が大きく、明確な理由を一概に説明するのは難しいテーマだと感じています。我が家のサラは普段はとても社交的で物怖じしない性格でしたが、それでも雷と花火の音だけは苦手でした。一方で、雷や花火がまったく平気な犬もいますし、特定の音にだけ反応する子もいると聞きます。重要なのは、その子が怖がるかどうかを正解・不正解で判断せず、「うちの子はこれが苦手なんだな」と受け止めて、苦手な日のための環境を普段から整えておくことだと感じています。あくまで個別の判断は、その子の様子を一番見ている飼い主さんが軸になります。
過度に怖がる場合は獣医師に相談した方がいいですか
はい、状態が重い場合は早めにかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。震えが何時間も止まらない、食欲や水分摂取が長時間ない、トイレを我慢し続ける、自傷行為につながりそうな様子があるといった場合は、自己判断で様子を見続けず、専門家に状況を伝えるのが安心です。我が家のサラの場合は、雷や花火が過ぎれば比較的早く落ち着きを取り戻すタイプだったため、自宅での環境調整と落ち着いた態度で支える対応で過ごしてきましたが、症状の重さによっては別の選択肢が必要になることもあります。日常的に相談できる獣医師がいることは、こうした場面でも大きな安心材料になります。
まとめ|「安心できる居場所」と「飼い主の落ち着き」の二つで支える
振り返ってみると、雷と花火という「避けようがない自然現象と季節行事」だったからこそ、我が家ではこの2点を大切にしていました。一つは「安心できる居場所を普段から用意しておくこと」、もう一つは「飼い主が落ち着いた態度でそばにいること」です。環境調整は、この2点を支えるための補助的な工夫として位置づけていたように思います。
普段元気なサラにも、こんなふうに苦手なものがあると気づいた日々は、私にとって犬の感情の繊細さを学ぶ時間でもありました。これから雷や花火の季節を迎える方には、その子のペースに合わせた居場所と、飼い主自身の落ち着いた振る舞いを、ぜひ大切にしてみてほしいと思います。
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✅ まとめポイント
- 普段は好奇心旺盛なサラも、雷と花火の音だけは例外的に怖がった
- 対応①|主人の仕事部屋のベッドスペース・リビング仕切り・慣れたクレートを普段から自由に使える状態にしておいた
- 対応②|雷の予報や花火大会の日程を事前に把握し、散歩時間をずらして窓とカーテンで光と音を遮った
- テレビや音楽を少し大きめにかけて、外の音をやわらげる工夫を併用した
- 対応③|過度に構わず、叱らず、いつも通りの落ち着いた態度でそばに過ごした
- サラから寄り添ってきたら、強く抱きしめず、そっとそばにいる距離感を保った
- 怖がる時間が過ぎたら、過剰な特別扱いをせず、いつもの生活リズムに戻した
- 状態が重い場合は、自己判断せずかかりつけ獣医師に相談する
避けられない自然現象と季節行事だからこそ、「環境と態度」という二つの土台で日々支えていく考え方が、サラとの11年で行き着いた答えでした。

めるる
雷の夜に、主人の仕事部屋のベッドにそっと身を寄せていたサラの姿は、今でも鮮明に思い出せます。普段は社交的で物怖じしないサラにも、こんなに繊細な一面があるのだと教えてもらった時間でした。これから迎える方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。
※犬の音への過剰な反応や状態が重い場合の個別判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。雷の発生情報や注意警報は、気象庁のウェブサイトでご確認いただけます。動物の飼養や福祉に関する一般的な情報は、環境省自然環境局のウェブサイトで公開されています。動物病院や獣医療に関する情報は、公益社団法人日本獣医師会のウェブサイトも参考になります。


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