夫婦で十数個揉めた|我が家のサラの名前が決まるまでの3週間

夫婦で十数個揉めた|我が家のサラの名前が決まるまでの3週間 コーギーを迎える準備

子犬の名前が決まるまでに、夫婦で3週間揉めました。候補は最初、日本語・英語・フランス語・スペイン語で何十個。そこから十数個に絞って、そこから先が動かなくなったのです。結局きっかけになったのは、意味を調べるという一手間でした。

「二文字」を決めたら、一気に進んだ

専門家の理論ではなく、夫婦2人が食卓でやっただけの話です。ブリーダーで6匹の兄弟から最初に選ばせてもらった子が女の子だと分かった日から、名前会議が始まりました。仕事から帰って食卓につくと、自然と「今日こんな名前を思いついた」「それはどうかな」と話題が始まる。そんな毎日です。

何十個も出し切ったあと、最初に意見が一致したのが「二文字にしよう」というルールでした。理由は単純で、「●●ちゃん」と呼ぶときに自然で呼びやすいからです。三文字以上だと、ちゃん付けにしたとき少し長く感じる。毎日何十回と呼ぶ名前なので、そこは譲りたくありませんでした。

このルールが決まった瞬間から、残せる名前と外す名前が、ふしぎとはっきり見えてきました。

声に出して確かめたのは、3つの場面

二文字に絞ってからは、ひたすら声に出して確認する作業でした。とくに意識したのは、次の3つです。

  • 散歩で呼ぶとき:「●●ちゃん、こっち」と少し離れた距離から呼んで、声が通るか
  • 叱るとき:「●●!」と一拍で力強く出せるか
  • 甘えるとき:「●●ちゃん〜」と語尾を伸ばしても自然か

家の中だけで発音していると気づけないのが、屋外での通りやすさです。我が家は家の中で2〜3回、玄関先で2〜3回、散歩を想定した声量で2〜3回、と場所と声量を変えて試していました。同じ名前でも、場面によって言いにくく感じる候補と、どの場面でもすっと出てくる候補がはっきり分かれます。

もう一つ大事にしていたのが「可愛すぎる名前にしない」でした。子犬の時期は短く、コーギーは比較的早く成犬の体つきに変わると読んだことがあり、落ち着いてきた頃にも違和感のない響きにしたかったのです。11年12年と呼びかける名前なので、子犬時代の可愛さに引っ張られたくありませんでした。

⚠️ 注意

名前選びは好みの世界です。「二文字」は我が家の判断であって、三文字以上の素敵な名前で愛犬を呼んでいる飼い主の方はたくさんいらっしゃいます。以下は我が家1軒の進め方として読んでください。

十数個から動かなくなった、その先

「二文字」「呼びやすい」「成犬になっても似合う」の3条件で絞っても、十数個から先が進みませんでした。私が「これいいと思う」と出せば、主人が「響きは可愛いんだけど、しっくりこない」と返す。逆に主人が押した候補を、私が「呼びにくい気がする」と差し戻す。意見が分かれたまま夕食になる日も、休日にカフェで話してもまとまらない日もありました。

そこで取り入れたのが、候補ごとに意味を調べるというステップです。日本語なら漢字の意味、外国語なら原語の意味を調べて、ノートに書き加えていきました。

これが効きました。響きが可愛いと思っていた候補にあまり良くない意味があったり、逆に印象に残っていなかった候補に素敵な意味が込められていたり。どちらかが「響きはいいけど意味が好きじゃないかも」と感じた候補は、自然と外れていきます。ひとつも動かなかったリストが、ようやく動き始めました。

3週間の話し合いで、我が家が結局見ていたのは次の4つだったと思います。

見ていたこと 確かめ方
響き 声に出して、家族それぞれが受ける印象を言い合う
呼びやすさ 散歩・叱る・甘えるの3場面で、口に馴染むか
意味 語源・由来を必ず調べる(これが決め手になった
長期目線 成犬になった姿を想像しても違和感がないか

もし家族で意見が割れて動かなくなったら、「好き・嫌い」で話すのをやめて、この4つのどれの話をしているのかを分けてみてください。我が家が平行線から抜け出せたのは、観点を分けてからでした。

ヘブライ語で「王女」と知って、決まった

名前が「サラ」に決まった頃の我が家のサラ(2009年・引き取り前後)
名前が「サラ」に決まった頃(2009年・引き取り前後)

最後まで残った候補のひとつが「サラ」でした。調べてみると、ヘブライ語で「王女」「貴婦人」「高貴な女性」を意味する言葉だと分かりました。

響きの可愛らしさと、語源に込められた意味の品の良さが、そこで重なりました。何十個も比較してきた中で、響き・呼びやすさ・成犬になっても違和感がない・意味の品の良さ、この全部がそろった候補は他にありません。

もう一度、声に出してみました。「サラ、おいで」「サラちゃん、ごはん」「サラ、お散歩」。何度言っても、しっくりくる。主人に「サラでどうかな」と聞いたら、すぐに「うん、サラがいいね」と返ってきました。あれだけ揉めていたのに、そこはあっけないほど一致したのを覚えています。

めるる
めるる

揉めに揉めた3週間も、今思えば大切な準備期間でした。意味を調べる一手間が、最後の納得感につながったと感じています。

名前が決まった瞬間から、まだ手元にいないのに「家族になった」という実感が一気に強くなりました。3週間かけたのは名前選びのためだけではなく、迎える覚悟を深めるためでもあったのだと思います。

※外国語の名前を候補にするときは、原語の意味を複数の情報源で確認しておくと、後から「実はこんな意味だった」と気づくリスクを減らせます。なお、犬の登録は、生後90日を過ぎてから30日以内に、お住まいの市区町村で行うことが法律で定められています。生後90日以内の子犬を迎えた場合は、迎えた日ではなく生後90日を経過した日から30日以内が期限です(生後90日を過ぎてから迎えた場合は、迎えた日から30日以内)。登録後は年1回の狂犬病予防注射も義務づけられています。手続きの窓口や、動物病院で登録まで代行してもらえるかは自治体によって異なるので、お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。2026年7月時点の記録です。

名前が決まる前、この子を選ぶまでに2年かけた話は 関東圏のコーギー専門ブリーダーを訪ね歩いた2年間|見極めた4つのチェックポイント に書いています。

コメント